週末、僕は予言者になる

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フェアリーステークス・シンザン記念 レース回顧

フェアリーステークス

中山の多頭数戦らしいごちゃついた競馬は、スムーズに立ち回ったプリモシーンが押し切りました。

スタート直後は淡々とスロー気味で進みましたが、フィルハーモニーが強引に動いたことでペースが上がり、内側は窮屈な競馬に。ごちゃごちゃした内を尻目に外側を器用に立ち回った2頭のワンツーでした。

プリモシーンは前走から不器用な直線一気タイプかと思いましたが、騎手の指示にも素直で競馬がうまいですね。時計は平凡で、2着馬との着差を考えるとJF組とはまだ差がありそうですし、次が試金石ですね。

2着スカーレットカラーもプリモシーンの後ろからスムーズに競馬ができました。流れる競馬が得意で、条件もハマっていたと思います。

人気のテトラドラクマは大外から出してポジションを取りましたが、その分フィルハーモニーの押し上げに対応し切れず後手に回ってしまいましたね。中山は本来向いていると思いますが…。

 ★次走注目 

レッドベルローズ

外を回った利はありますが、コーナーでズブさを見せたようにこちらは広いコース向きのディープ産駒。伸び伸び走れる条件なら頭から狙えるのではないでしょうか。

 

シンザン記念

ファストアプローチ・カフジバンガード・アーモンドアイと人気3頭が揃って出遅れる波乱の幕開けになったレースは、カシアス・ツヅミモンの二頭が超スローで引っ張ります。直線に入るまでラップは上がりきらず、このまま前残りか?    と思った矢先、アーモンドアイが強烈な末脚で突き抜けました。

アーモンドアイはスタート面、ペースが上がった時にどうかという懸念は諸々ありますが、完全な前残りを、脚を出し切らずに差し切る圧倒的なパフォーマンスでした。桜花賞路線でももちろん注目ですが、オークス向きの印象です。血統は全然違いますが、ルージュバックにタイプが近い、かもしれません。

ツヅミモン・カシアスはかなり展開に恵まれました。ツヅミモンは大型馬ですが軽くて器用です。キレるタイプではなく、今後は小回りが主戦場になるのでは? 

人気のファストアプローチ・カフジバンガードは、出遅れてスローになった時点で厳しかったですね。そうキレるタイプでもないですし、流れる展開で。