週末、僕は予言者になる

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ダイヤモンドS・京都牝馬S レース回顧

★ダイヤモンドS

ラップ:13.0 - 11.7 - 12.2 - 12.7 - 12.8  -  12.5 - 12.4 - 12.8 - 12.6 - 12.4 -  12.6 - 13.1 - 12.5 - 12.5 - 11.7  - 11.7 - 12.4

 

実績ある古豪と勢いある4歳との対決ムードとなったダイヤモンドSは、外からロスを厭わず動いたフェイムゲームが抜け出し、このレース3勝目を飾りました。

フェイムゲームは終わってみれば、能力の違いを見せつける強い内容でした。最後までしっかり脚を使えていますし、ルメールとの相性も抜群ですね。適性に欠ける春天ではなくドバイに向かうという話もありますが、どちらにしても高速馬場過ぎると厳しくなります。スタミナを強く問われる展開・馬場の助けか欲しいところです。

2着リッジマンは想定通り、速い馬場にも対応してくれました。馬場云々よりロスなく回ってひと脚使える枠かどうかが、今後も取捨のポイントになるのではないでしょうか。3着ソールインパクトはこの距離も上手にこなしました。軽馬場のハンデ戦は安定して走ります。

人気のホウオウドリームは2400でもスタミナが問われない上がり勝負でしか実績がなく、結果的には危険な人気馬でした。リッチーリッチーはスタミナは足りてもスピード不足、自己条件では逆に危なそう。レジェンドセラーは距離が短ければスピードが足りないので、重賞では厳しい戦いが続きそうです。

  

★京都牝馬

ラップ:12.4 - 11.4 - 12.3 - 12.2 - 11.8 - 11.3 - 11.6

 

ミスパンテールかターコイズSに続いての連勝を飾り、ヴィクトリアマイルに向けてさらに弾みをつけました。

力のいる芝はどうかと考えていたミスパンテールですが、想定以上のスローで脚が溜まったこと、外差し有利の馬場だったことの2つの条件が、この馬の差し脚をしっかり引き出しましたね。騎手もギリギリまで仕掛けを待って、うまくキレを引き出しています。VMはペースが上がりやすいのでしっかりと脚が溜められるか、外枠で振り回されるとどうかと思うので、枠を見て取捨は考える必要がありそうです。

2着のデアレガーロも勝ち馬と似た繊細な差し馬で、馬場も向き、騎手もよく特徴を理解した騎乗でした。こちらはハイペースでも脚が使え、高速馬場も得意なので、VMでも好枠を引けば。実績的に大箱コースはどうか、とは思いますが。エスティタートは力は出しきっていますし、現状重賞ではここまでですかね。

 

 ★次走注目 

ワンスインナムーン

スローを考えるともっと粘ってほしいところですが、馬場・海外帰りと考えると、能力落ちがないことはしっかり示してくれたと思います。G1路線でも、綺麗な馬場なら楽しみな一頭です。