週末、僕は予言者になる

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福島牝馬S・マイラーズC・フローラS レース回顧

★福島牝馬

ラップ:12.4 - 11.2 - 11.5 - 12.1 - 11.8 - 11.7 - 12.2 - 11.7 - 12.2 1:46.8

 

ヴィクトリアマイルに向けての最終トライアル・福島牝馬Sは、牝馬重賞の名脇役・キンショーユキヒメが直線差し切り、初重賞制覇を飾りました。 

レースはカワキタエンカが注文通りハナを切り、要所で息が入りながらも淀みないペースで流れました。有力馬たちが早めに動く中、最後までじっとして直線に賭けたファインプレーがキンショーユキヒメを勝利に導きましたね。牝馬限定特有のスローからの上がり勝負では明確に足りない馬で、混合のハンデ重賞路線の方が持ち味を発揮できるのではないでしょうか。

2着カワキタエンカは絡まれながらもうまく息を入れ、持ち味は出しきれたと思います。血統的にも本番は楽しみで、スピードが活かせる良馬場ならチャンスがあるのでは。3着デンコウアンジュは脚の使いどころをミスした感じですが、安定感が増してきています。こちらはひと雨欲しいところです。 

 

マイラーズC

ラップ:12.2 - 10.7 - 11.0 - 11.9 - 11.4 - 11.2 - 11.2 - 11.7 1:31.3

 

安田記念に向けて豪華メンバーが揃ったマイラーズカップは、ハイペースを中団で溜めたサングレーザーが差し切り、一躍最有力候補に躍り出ました。

サングレーザーは高速馬場・広いコースで未知数なところがありましたが、今回の競馬で懸念点を払拭したといえますね。速いペースを追走しても末脚が鈍らない強みが、高速馬場でさらに生きました。福永騎手とも本当に手が合っていますね。厳しいペース・高速決着になりがちな安田記念でも普通に有力となってきますが、できればロスなく溜められる内枠が欲しいところです。

2着モズアスコットは自ら厳しいペースを作りにいく競馬で、存分に能力を発揮しましたね。自身の売りである高速馬場での高い持続力は本番でも生きると思いますが、今回のように自分でペースを作りにいくと何かに差される可能性が高そうです。勝ち切るには何か工夫が必要になってきて、それができる騎手が乗れるかもポイントでしょうか。3着エアスピネルはやや後手を踏んだこともありますが、マイル31秒台では明確にスピード負けする、という評価で良いかと思います。ひと雨欲しいところですね。期待したロジクライも明確にスピード負けでした…。

 

★フローラS

ラップ:13.1 - 12.0 - 11.8 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.3 - 11.7 1:59.5

 

強い桜花賞組に立ち向かう新星登場なるか、注目のオークストライアルは、内有利の芝もものかは、サトノワルキューレが大外一気で他馬を飲み込み、勇躍オークスへと向かうこととなりました。

もっさりしてズブい…そんな印象のあったサトノワルキューレですが、今回の直線の反応は素晴らしいものがありました。スタートの甘さは相変わらずも、ギアが入ってからのスピードの持続力は本当に素晴らしかったですね。同タイプのアーモンドアイ、前受けできてキレる脚を使えるラッキーライラックと、今回とは比べ物にならない相手強化となりますが、対決が本当に楽しみになりました。

2着以下は能力差を感じさせる内容で、本番どうこうとは言い難いとは思います。パイオニアバイオは時計を大幅に詰めましたが、最初の2ハロン以外はほぼ平均のラップの中、持久力に長ける点が好走に繋がったと思います。サラキアは内枠で窮屈になり力を出し切れず、外枠が欲しかったですね。