週末、僕は予言者になる

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青葉賞・天皇賞(春) レース回顧

青葉賞

ラップ:13.2 - 11.2 - 11.8 - 12.2 - 12.4 - 12.7 - 12.3 - 12.2 - 12.0 - 11.6 - 11.1 - 11.7  2:24.4

 

皐月賞組への挑戦権をかけたダービートライアル・青葉賞は、青葉賞の鬼・藤沢和雄厩舎のゴーフォザサミットが好時計で制し、2着エタリオウとともに、ダービーへの切符を手にしました。

近走は小回り・出遅れで極端に後手に回る競馬が続いていたゴーフォザサミットですが、スタートを決めてインの中団にポジションを取り、じっとして後は追い出すだけ、という完璧な運びを見せました。ハーツクライ産駒だけに距離延長も大きく味方したと思います。100点に近い競馬だっただけに、本番でこれ以上のパフォーマンスが期待できるか…という点で微妙なところですが、不器用な有力馬が多い中、好枠を引ければ圏内に入っては来るでしょう。

2着エタリオウはちぐはぐな競馬が続いていましたが、すんなりした先行から能力を出し切る競馬ができました。かなり使い込んできていて、ダービーではさすがにお釣りがないかなというところですが、スタミナは十分ですし、雨でもあれば面白いかもしれません。同厩で明暗を分けたスーパーフェザーは、結果的には福永騎手らしい安全策が裏目に出ましたね。後ろを意識しすぎたのかもしれませんが、もう少し早めに吹かす意識が欲しかったです。素材は間違いないところですし、秋の飛躍を期待したいですね。オブセッション・ダノンマジェスティあたりは、素質はあれどまだまだ芯が入っていなかったというところでしょうか。

 

天皇賞(春)

ラップ:13.0 - 11.2 - 11.4 - 12.0 - 12.5 - 12.3 - 12.0 - 13.2 - 12.6 - 12.6 - 12.8 - 12.6 - 12.1 - 12.1 - 11.4 - 12.4  3:16.2

 

多士済々のスタミナ自慢が揃った伝統の春の盾決戦は、善戦マン・レインボーラインが正に死力を尽くした追い込みを見せて差し切り、念願の初タイトルを手にしました。

ラップよりも出入りが激しく厳しいスタミナ比べになりましたが、その中をじっと動かずに最後の直線にかけた岩田騎手のファインプレーが、最後のレインボーラインの伸びに繋がった印象です。例年の春天よりも時計がかかる状況も大きく味方しました。

2着シュヴァルグランは早め早めの立ち回りを見せ、さすがの能力を見せましたが、周りの動きに合わせて動かざるを得なかったところが、結果的には最後の鈍りに繋がったかもしれません。基本挑戦者の立場が多かった馬で、全てを迎え撃って退けるほどではなかったのかもしれません。

3着以下では外外を回り続けたチェスナットコートが充実ぶりを見せつけましたね。ステイヤーとしての素質が開花しつつあり、今後も楽しみになります。