週末、僕は予言者になる

毎週めげずに競馬予想・反省

平安S・オークス レース回顧

平安S

ラップ:7.1 - 11.5 - 12.5 - 13.1 - 12.5 - 11.9 - 11.7 - 12.1 - 12.3 - 12.6   1:57.3

 

帝王賞に向けて砂の猛者が揃った平安Sは、前走で大きく人気を裏切った4歳馬・サンライズソアがベテラン勢を抑えて逃げ切りました。

サンライズソアは今回はスタートがバシッと決まり、テイエムが控えてくれたこともありハイペースになりすぎることなく、絶妙なペースで逃げることができました。去年のグレイトパールに比べると時計も遅く、有力馬が出しきれなかったことは割り引いて考える必要がありますが、気分良く走れればしぶとい馬です。なかなか完全な信頼は置きづらいところですが、外枠・良馬場なら抑えは必要かなと思います。

2着クイーンマンボは久しぶりの中央登場、相手関係的にどうかな、というところでしたが、他馬の動きに惑わされず、自分のリズムで走ったことが好走に繋がった印象です。少しゆったりした流れの方が向くのかもしれません。

人気どころの敗因ですが、まずテイエムジンソクはフェブラリーの反省もあったのでしょうが、内で控えては良さは出ません。ガンガン飛ばしてこその馬ですし、自分の競馬さえできればしっかり巻き返してくると思います。グレイトパールについてはミツバに蓋をされてリズムが崩れ、微妙に力を出しきれなかったのかな、という印象です。被されるのが気になるタイプなのかもしれません。時計的には全く走りきれていないので、最初から外枠の方が伸び伸び走れそうです。

 

オークス

ラップ:12.6 - 11.1 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 11.1 - 11.6 2:23.8

 

一気の距離延長で勢力図変更か、それとも強い桜花賞組か…若き牝馬には厳しい府中2400の戦いを制したのは、桜花賞馬アーモンドアイ。一冠目に劣らぬインパクトで、オークスも見事に勝利しました。

パドック・返し馬とテンションが高く、スタートも心配されたアーモンドアイでしたが、ゲートを出てみれば外目の先団であっさりと折り合い、後は抜け出すだけ…という強い競馬を見せました。もともと距離が伸びることは心配していませんでしたが、ある程度追走してもしっかり脚を残してちぎってしまうとは、底知れなさをさらに印象付けた一戦でした。小回りの秋華賞もある程度外目の枠でスタートを出れば、脚力的には問題はないでしょう。牡相手との戦いも本当に楽しみになってきました。

2着リリーノーブルは最内枠からラッキーライラックを制して先行、揉まれない位置で伸び伸びと競馬ができました。時計的にも素晴らしい 走りですが、相手が悪かったとしか言いようがないですね…。急かされるよりもこのくらいの距離が合っているかもしれず、エリ女あたりは適性がありそうです。3着に敗れたラッキーライラックは、結果的にポケットで揉まれてリズムを崩し、直線も苦しがる感じで厳しい競馬になってしまいました。距離もプラスではなかった、ということでしょう。ただレースセンスは素晴らしいですし、秋華賞、条件によっては一泡吹かせられる可能性も残っていると思います。