中山金杯・京都金杯　レース回顧 - 週末、僕は予言者になる

スローで入ったものの、向こう正面でマイネルミラノが動き、５ハロンからのロングスパート勝負。コーナーで速いラップが続き、外に振られた組は苦しい競馬に。ロスない競馬ができた３頭で決着しました。

勝ったセダブリランテスはスタートを決めて流れに乗り、スムーズな競馬。追っつけられながらも長くいい脚を使えるので、適性的にもハマったと言えます。やや時計のかかる条件、極端な上がり勝負でなければ崩れは少なそうです。

２着のウインブライトは最内枠を活かして流れに乗り不利なく動けましたが、結果的には早く抜け出し過ぎたでしょうか。機動力を増していますし小回りなら安定感は抜群です。中山記念・大阪杯路線で。

３着のストレンジクォークもうまく内に潜り込んでしぶとさを活かせました。好騎乗でこれ以上は…という感じはしますが。

★次走注目

ダイワキャグニー

外外を回され厳しい競馬もしぶとく脚を使っており、脆さが徐々に取れてきました。左回りなら既に重賞レベルで、適条件なら。

逃げ馬が競ってのハイペースから4コーナーでは一団の末脚比べ。抜群のタイミングで仕掛けたブラックムーンが見事に差し切りました。

勝ったブラックムーンは頭数の少なさ・ペースに加え、緩んだところで位置を上げて勢い良く走らせたユタカ騎手のうまさが光るレースでした。脚質的に毎度、というわけにはいきませんが…手は合っているようで注目のコンビですね。

２着のクルーガーも末脚の持続力に長け、Ｇ２までなら能力上位ですね。エンジンのかかりが遅く、京都の下り坂はベストです。人気のラビットランは少し前付けしましたが、腹を括って極端に乗った方が良さそうです。

★次走注目

カラクレナイ

先行総崩れの中でまずまずの粘り。スランプが続いていましたが、持続力がありますし1400巧者。京都牝馬Ｓに使うようなら少し面白いかもしれません。