週末、僕は予言者になる

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毎日杯・日経賞 レース回顧

毎日杯

ラップ:12.4 - 11.1 - 11.4 - 11.7 - 11.8 - 11.7 - 12.0

 

素質馬が揃ったクラシックへの最終便・毎日杯は、関東馬ブラストワンピースが最内からするする抜け出し、ダービー候補に名乗りを上げました。

スローからの上がり勝負で結果を出してきたブラストワンピースですが、今回は緩みない流れに楽々対応し、素材の良さを見せつけましたね。ハービンジャーですから流れた方が良い血統的素地は持っているのですが、それにしても楽な競馬でした。土曜の阪神芝は少し時計がかかる状態で、それも合っていたと思います。高速上がり,全体が早い決着になってどうかですが、少しでもスタミナが問われる環境になれば、ダービーでも充分勝負になると考えます。

2着ギベオンは器用に回って一脚使いましたが、持久力に少し課題がある印象です。堅実ではありますが、スケール的にはまだトップとは差があるのではないでしょうか。3着インディチャンプは岩田騎手が少しでも持ち味が出せるよう慎重に運んでいましたが、大回りの1800は少し長いと思います。アルムチャレンジは大振りしすぎましたね…自己条件から出直しです。

  

日経賞

ラップ:12.6 - 11.8 - 12.4 - 12.6 - 12.1 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 12.2

 

関東の春天へのステップレースは、ガンコが積極的な運びから抜け出し、勢いを持って春の大一番に名乗りを上げました。

ガンコはロードヴァンドールのハナを叩く積極策、キセキが上がってきても自分のペースを守り、スタミナが問われる厳しい流れを動いて押し切る強い競馬でした。藤岡騎手も好調そのまま、好騎乗だったと思います。ステゴ系らしい中山の適性の高さ・時計のかかる馬場と条件の噛み合った勝利で、高速京都はプラスにはならなそうですが、意外性の血統ですし、内枠や雨などあれば面白い存在になってきます。

2着チェスナットコートは反応が悪い馬で小回りは厳しいと見ていましたが、スタミナが強く問われる流れでノンブレーキで走れたのが大きかったと思います。プチ・フェイムゲームという感じで、今後も同様の取捨のしかたで良いのでは。力をつけていますね。3着サクラアンプルールはうまく乗られましたが、ここまでスタミナが問われると少し甘くなりますね…中山2500の適正は高く見せたとは思います。

キセキはラップが落ちたところで上がる判断自体は正しかったと思いますが、いかんせんそこから息を入れることができませんでした。馬場も向いていないですし、仕方のないところでしょうか。春天は条件的には好転しますが、ポジションが取れない馬ですし人気するようなら軽視かなあ、と思います。

★次走注目 ロードヴァンドール

ハナをたたかれリズムを崩されながらも、しぶとく粘っておりスタミナはしっかり示しました。高速適正はありそうですし、春天で思い切って逃げればチャンスはあるかと思います。