2020 オーシャンS・チューリップ賞・弥生賞 レース回顧
レースラップ 11.8 - 10.5 - 10.8 - 11.4 - 11.2 - 11.7
スタートでやや立ち遅れたダノンスマッシュでしたが、内枠でスムーズにリカバーしナックビーナスの後ろにつけると、直線はスムーズに抜け出しました。立ち回りのうまさと持続力を存分に活かした強い内容で、Ｇ１に手が届く能力は十分見せましたね。本番もできれば内枠でセンスを活かす競馬がしたいところです。後は中二週でどこまでこの状態をキープできますか。
ナックビーナスはさすがの中山巧者ぶりでいい競馬をしましたが、相手が素直に上でしたね…宮記念は相性が悪いだけにここ勝負だったでしょうが。タワーオブロンドンはいかにも試走という内容、本番までに秋の出来にどこまで戻せるでしょうか。
レースラップ 12.2 - 11.2 - 11.7 - 12.0 - 12.2 - 11.3 - 10.9 - 11.8
２歳女王レシステンシアが選択したペースはスロー、その２番手を追走したマルターズディオサが直線抜け出し、JFの雪辱を果たしました。マルターズディオサの操縦性の高さは素晴らしく、ペースが緩いと見るやスルスルと上がって２番手、後はひと足使って押し切る内容でした。競馬の幅の広さは魅力で、例えハイペースでも諦めず伸びる力もあるので、本番でも当然有力になって来ますね。
２着クラヴァシュドールはスローでレシステンシアは負かしたものの、更に上回る馬がいた、ということになるでしょうか。本番も内枠ならいいですが、外枠だとJFのように難しい競馬になるかもしれません。レシステンシアはまさに試走に徹した感じで、本番はJFの再現狙いでしょう。この馬のペースについて来られる馬がどれだけいるかが予想の肝になりそうです。
レースラップ 12.7 - 11.4 - 12.1 - 12.3 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 11.8 - 12.3
今年も道悪となった弥生賞は、父を思わせるコーナーワークで一気に抜けたサトノフラッグがそのまま押し切りました。
勝ったサトノフラッグは道悪も問題なく、道中の緩んだところで勢いをつけて一気に進出、そのまま押し切る強い内容でした。さらに時計が早くなる皐月に向けては、好位勢が強力なだけにポジショニングの改善が望まれますが、ペースアップには問題なく対応できるはずで、ダービーまで楽しみな一頭になりました。
２着ワーケアは小回りだと反応も今ひとつですし、こんなものかな、という印象です。ダービーにしてもかなり上積みがないと、最上位相手には苦しいと感じます。
