週末、僕は予言者になる

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2020 フラワーカップ・スプリングS・阪神大賞典 レース回顧

フラワーカップ

レースラップ 12.6 - 11.5 - 11.7 - 11.8 - 11.6 - 12.1 - 12.5 - 11.8 - 12.6

デビュー2戦目で重賞、かつハイペースを押し切る芸当は能力が無ければできないもの。勝ったアブレイズはセンス溢れるレース振りで力強く押し切りました。追走力を問われる展開で勝ち切ったことは桜花賞に向けては好材料となりますが、使える脚の長さに疑問はあり、直線の長いコースでどうでしょうか。

2着レッドルレーヴは勝ち馬より更に噛み合った展開でもあり、時計が大幅に掛かれば別ですがクラシック本番では苦しいかな、と感じました。クリスティ・ショウナンなど、予想外のハイペースで末を無くした馬も多いだけに、スローになりがちなオークストライアルで巻き返してくる馬はこの中にいるかもしれません。

 

スプリングS

レースラップ 12.8 - 12.1 - 12.6 - 13.0 - 12.7 - 12.3 - 11.8 - 11.1 - 11.4

スプリングSらしからぬスローの切れ味勝負を制したのは伏兵ガロアクリークでした。中団でピタリと折り合い直線は伸びる外と、立ち回りもかなり噛み合っていましたね。スローでキレる馬がこの馬以外に皆無、というメンバーにも結果的には恵まれており、皐月・ダービーとも切れ味特化のスローにはなりにくい傾向を考えると、春の活躍はなかなか厳しいかな、とも思います…。

2着ヴェルトライゼンデはラップが早くなるところで手が動き、速さ負けな感じでしたね。状態面・距離と本番に向けての上積みはありますが、時計が早くなって良さそうなタイプではなさそうなところは気になります。既に高速の持続力勝負で結果を出しているサクセッションのほうが、本番は楽しみがあるかもしれません。

 

阪神大賞典

レースラップ 13.2 - 12.2 - 12.3 - 12.2 - 12.7 - 12.4 - 12.2 - 12.4 - 11.6 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 12.0 - 12.5

キセキの大出遅れという波乱から始まった阪神大賞典を制したのは実績馬ユーキャンスマイルでした。道中は波の少なく、スタミナが問われる厳しいラップとなりましたが、ユーキャンスマイルは前の動きに惑わされず直線までじっと我慢、ロスなくインを抜けてくる完璧な立ち回りでしたね。春天に関してはもう少しポジションを取れるようにならないと去年の二の舞…という印象もありますが、岩田騎手の手綱捌きひとつ、という感じもします。

2着トーセンカンビーナは上がりのかかる展開なら最後はしっかり食い込んで来ますし、スタミナ勝負には向いているところを見せました。100%出遅れるので、ユーキャン以上にポジショニングが難しい馬ではありますが…。